アメイジング・グレイス  

『度一切苦厄』

 

すべての苦しみや災いを

克服すると訳す

 

生老病死

 

我々は生まれてから

四苦八苦しながら生きている

 

苦しみに心砕かれ

苦しみに打ちのめされる

 

生きているから苦しいんだ

 

苦しいときがあるから

楽しいことを楽しいと感じることができる

 

苦しいからこそ

解放されたときの喜びを感じることができる

 

人生の究極の欲望は

苦しみからの解放

 

しかし

生きている限りは

苦しみからは逃れられない

 

また

死ねこと自体も苦であるから

 

これはアクセサリーのように

首からぶら下げながら

日々を歩んでいくのだろう

 

首が凝らないように

首を鍛えるか

アクセサリーの重さを調整しながら

 

色、受、想、行、識

すべては空

悠久の世界においては

実体がないに等しい

 

実体がないのだから

消えてはまた生まれてくる

 

実体がないからこそ

バブルのように生まれては消え

消えては生まれる

 

全体をとらえることができない

 

効果的な解決法はなく

完全に消え去るものではない

 

教会に響く賛美歌の美しい歌声

それに引き寄せられるように

救いを求めた人々が集まる

 

いつの世も

どこの世界でも

 

何かをつかもうと

天に向かって手を伸ばす

 

こうして

人々は何か見えないものを掴み

前へ前へと進んで行くのだ

 

一度跳ね返された壁も

もう一度チャレンジすれば

克服できることを信じて

 

時には瞑想にふけり

時にはひたすら歩き続ける

 

どんなに世界が変わろうとも

 

苦しみを克服するのは

自分自身にしかできない

 

涙を超えてゆこう

 

この世でたった一度

巡りあえるあした

 

それを信じて

 

 

 

 

 

 

絵空事

『皆空』

 

世の中には

スローガンばかりを叫び続け

時に本質を見失うことがある

 

日本人は昔から

スローガンを作るのが好きな傾向がある

 

戦中は一億総決起

 

圧倒的な劣戦にあっても

すべての国民が炎のごとく

決起すれば必ず勝利できる

 

僕らは

当時の状況を知るよしもないが

 

多くの国民は

厳しい状況とは理解しつつも

スローガンによって吹いた風には逆らえず

非国民と罵られることを恐れ

 

未来ある青年たちを

 

万歳しながら

涙を隠しながら

 

送り出していたのだろう

 

散っていった彼らが残した手紙は

現代に生きる私達に

生きる価値を教えてくれている

 

格好つけた台詞ではない

飾りをつけない贈る言葉

 

心から語られる言葉は

悲しみのなかにも

趣があり

爽やかで

人間性が表れている

 

それから時が流れても

やはり

スローガンにあふれている

 

一億総活躍

 

すべての国民が活躍できる

明るい未来が待っているのか

 

どうやって実現しようとしているのか

 

政府はあいかわらず

ワンポイントセンテンスで

国民を煽ろうとしている

 

私達は常に

世間体を気にかけている

 

これだけ情報にあふれ

多様な考え方がある現代でも

 

やはり

 

横並びというか

皆と同じように生きなければ

幸せになれないという

風潮が強いように思える

 

確たる例は

人生の三大支出のひとつに数えられる

マンションなどの住宅購入だ

 

人口が減り

空き家がこれだけ増えているのに

分譲マンションがどんどん建つ

 

かつてはリゾートマンションだった

越後湯沢の物件がタダ同然で売られているのに

 

 

丸の内界隈を歩いていると

新人ぽい人が

 

名刺交換させてください

とか 

話だけでも聞いてください

とか

 

必死の形相で声をかけている

 

少し離れたところに

先輩社員らしき人影が……

 

彼らも大変だなぁ

 

いつもそう思いながら

右から左へ受け流していた

 

左から右へは受け流せないので

ちょっとだけ聞いてみたことがある

 

 セールスマンのお馴染みのセリフ

 

賃貸だと後に残りませんから

 

払いきれば

それから先はプラスになりますから

 

 いまは金利が低いですから

 

それに納得して購入するひとが

いまだに多い

 

即売なんて物件もあると聞く

 

はやり

昭和の高度成長期の感覚が

世代を超えても残っている

 

家、マンション買うのは当たり前

 

皆もそうしているから

同じようにしないといけない

 

思い描く世界は昔と変わらないが

描いているキャンパスが変わっている

 

いまだに

それさえ気づいていない

 

今日もまた

ピカピカのタワーマンションから

駅への行進が繰り広げられる

 

家族のため

会社のため

ローン会社に金利を払い続けるため

 

長い長い行進が始まる

 

これも昔から言われているが

「改革」というスローガンも好まれる

 

いつの世も

変化が求められている

 

 

働き方改革

ワークライフバランス

プレミアムフライデー

 

残業減らせ

早く帰れの大合唱

 

自分たちが晒しものになりなくないから

 

騒がれてからしばらくたった今

この時間になっても

会社帰りらしき人が電車の中を埋めつくす

 

赤ら顔でなく、難しい顔をしながら

 

ひと昔前だったら

酔っ払いで埋め尽くされていたのに

 

 

スクラップアンドビルド

 

真の改革をするならば

古いものを壊してしまわなければならない

 

絵空事のような古い考えを

いっそのこと

無かったことにしてしまおう

 

そもそも

すべてはみな

空なのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまを生きろ  絶望を感じている少年少女へのメッセージ 

五蘊皆空』

 

新学期が始まるこの時期

 

絶望を感じ

世を去ろうとしている

少年少女たちが多いと聞く

 

だから

どうか聞いて欲しい

 

君たちの苦しみの素は何だろう

何に追い込まれているのだろう

 

まわりの人間が信じられない

誰も味方になってくれない

できない自分が情けない

 

自問自答を繰り返す

 

らせん階段を下るように

どんどん奈落の底に落ちていく

 

考えれば考えるほど

悪いほうへ

暗いほうへ

はい上がろうとすればするほど

深い闇に落ちていく

 

そんな状態の君たちへ

 

どうか聞いて欲しい

この言霊を受けとめて欲しい

 

「いまを生きろ!」

 

君たちは生きているのではない

生かされているのだ

 

 

我々の日常は

約138億年の歴史を持つ宇宙にとって

ほんの一瞬に過ぎない

 

悠久の宇宙の歴史からすれば

 

君たちの肉体も

君たちの感じていることも

君たちが想っていることも

君たちがやろうとしていることも

君たちが認識していることも

 

皆、空(からっぽ)なのだ

 

からっぽと言っても

実際にこうして生きている

 

肉体もあれば

風が吹けば、それを感じることができる

腹が減れば、美味いものを食べたくなる

 

そして

広い地球のなかで

 

50年以上戦争がない

経済が発展して豊か

安全な食生活ができる

安心して生水が飲める

夜道を安心して歩ける

 

この条件を満たす国に生まれたこと

 

キセキだとは思わないか?

 

まさに

自分のチカラでは

どうすることもできないチカラによって

生かされているのだ

 

だとすれば

命尽きるその日まで

生きてみようじゃないか

 

とはいっても

未来を考えすぎると

気が重くなるだろう

 

だから

いまを生きろ

 

君たちは何かの使命を帯びて

生かされている

 

これは

他人からどうこう言われるものではない

 

いまは答えがわからなくても

悩む必要はない

 

悩んだところで何も変わらない

 

使命とは

命を使うと読める

 

それだけ尊いのだから

容易にわかるものではないのだ

 

 

苦しんでいる君たちは

とても真面目で

とても優秀だ

 

追い込まれてしまう人ほど

イイひとなのだ

 

周りのひとの期待に答えたい

周りのひとに迷惑をかけたくない

 

そうやって気を使いすぎる

 

 

気を使える

物事を深く考えられる

 

それは君たちにとって

かけがえのない能力だ

 

自信を持って欲しい

プライド(矜持)を持って欲しい

 

高みから世の中を見物してみて欲しい

 

君たちが考えているほど

立派なひとばかりではない

 

むしろ

尊敬できる人はほんの一握り

 

多くは

君たちと同じ弱い人間なのだ

 

本当に強いひとは

優しく手をさしのべ

そっと寄り添うことができるひとだ

 

そんなひとになってみたいとは思わないか?

 

 

いまを生きろ

 

苦しみを乗り越えよ

 

ひとは悲しみが多いほど

ひとには優しくできるのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとは見た目が9割

五蘊』(ごうん)

 

色、人間の肉体

受想行識、人間のココロの部分

 

色が包装紙のように

受想行識を包みこんでいる

 

看板のようなもの

 

錆びていてはいけない

 

かといって

真新しいピカピカでも

新人っぽいし

薄っぺらい

 

 

多くのひとに出会う

 

そのなかでも

人脈として繋がることができるのは

ほんのひと握り

 

ひとのコミニュケーションは

最初の5分で決まる

こういった説がある

 

ひとが興味を示し

共感を得るのは

一瞬の感覚によるものかもしれない

 

一言二言交わしただけで

 わかることがある

 

皆、それを知っている

 

知っているからこそ

ファーストコンタクトに

集中力を傾ける

 

単に見た目が良いとか

そんな薄っぺらい 話ではない

 

 

目を合わせたときに伝わってくる感覚

握手したときに手から伝わってくる感覚

コトバの行間から伝わってくる感覚

 

色を感じるのだ

 

ひととひとの交流は

色と色との化学反応

 

混ざりあうと

変な燻んだ色になることもあれば

 

混ざりあうと

きらびやかに輝きを増すこともある

 

思ったような反応になることもあるし

想定外の反応になることもある

 

一期一会の繰り返し

 

 

因縁果報

 

心がけひとつで

まったく違う結果が導かれる

 

 

ひとは色を選ぶとき

利己的なことばかり考えてしまう

 

どんなことをしてくれるのだろう

どんなモノをくれるのだろう

何がメリットなのだろう

 

与えられること

 

それは当たり前のことではない

 

 

色をひとつもらうためには

自分もまた

差し出せる色がなければならない

 

 色の輝きは

内面から染み出す

 

 

ひとの見た目は

ひとの生き様を映し出す鏡

 

その鏡は

自分自身では見ることができないが

ひとを介することで

確認することができる

 

 

自分が他人にとって

出会ってよかったと思えるように

 感性を磨きたいものだ

 

磨かれて

光り輝いていれば

はるか遠くの世界とも

ご縁が繋がっていく

 

 

 

 

 

虹のむこうに

『照見』②

 

理解する

把握する

 

本質を深く体得する

 

それを

照らし見ると表現している

 

では

主語は誰か

 

昔の偉人か?

いまを生きる我々か?

未来を生きる

まだ出会ったことがない人か?

 

ここでの主語は

観自在菩薩

つまり、観音さまになる

 

自然界は広大で

いまだ解明できていないことばかり

 

我々が住む地球が属する銀河系

 

天の川や神話の舞台となった

永遠と広がる大宇宙

 

物事の本質を

明確に理解することは

とても容易ではない

 

広大深遠

 

人々は昔から


人間自身では到達できない

究極の理解を


自在に観ることができる

観音さまを通じて

体得しようとしているのかもしれない

 

我々に見えているモノだけがすべてではない


見えざるモノも含め

いま在る世界なのだと認識すべきだ

 

我々の目から入ってくる情報も

全体からすればごく一部

 

可視光といって

紫外線から赤外線までの範囲しか見れない

 

お天気雨が止んだある夕方

空には虹がかかる

 

虹は

未来へ続くかけ橋


良いことが起こりそうだ


人々に希望を与える存在として

いろんな物語に登場する


ひとは

普段見えないモノが見えたとき

不思議な感覚に包まれる


何かを掴みたいと

見えない何かと戦っている


不安や悩み

暗くモヤモヤした感情に苛まれたとき

ふと目を閉じる


しばらく考え

目を開くと

眩しい光に照らされる


ピンときた

パッと浮かんだ


成功をつかんだひとが

インタビューなどで

過去を振り返ると


このような

不思議な体験をしたケースが多い


見える虹の色は

増えないけれど


虹のむこうに

見えない何かがきっとある


目ん玉ひんむいたって

見えないもんは見えないんだよ








太陽と月  

『照見』

 

照見には

 

明るく照らされた様を見て

すべてを把握する

 

という意味がある

 

日本には

世間を明るく照らす

 

天照大御神(アマテラスオオミカミ)が

 

日本国民の総氏神

太陽の神格化した神

 

そして

皇室の祖神

 

として

古くから国民の信仰を集める

 

いまもなお

日本の皇室は

 

世界最古の皇室として

 

国民から

世界から

親しまれている

 

今日の会見は

世界からも注目されていた

 

そこで飛び出した内親王の発言

 

彼の太陽のような笑顔

 

そして

内親王の隣の青年の発言

 

月のように静かに見守ってくださる

 

記事にしやすい言い回し

台詞のような話し方

 

国民の心に伝わったのだろうか

腹で語っていない

 

ゴーストライターがいたのではないか

 

深読みすると

この内容には違和感を覚える

 

ゴーストライターに真意を聞いてみたい

 

太陽は自ら光を放って照らす

月はその光を反射して光る

 

台本を引用すれば

 

隣の青年が太陽

内親王が月

 

しかし

太陽の神を祖神とするのは

内親王の家系で

隣の青年ではない

 

逆転の表現になっている

 

確かに

太陽は男性的で

月は女性的

という意味で使ったのかもしれないが

 

太陽のように

内親王を照らし

輝かせることができる

確たる自信を表明すべきだった

 

自分のコトバで話され

将来の展望を熱く語られたほうが

国民には響いたであろう

 

国民は

閉塞感という雲に遮られ

太陽の光が十分に浴びれなくなっている

 

今こそ

内親王には

 

太陽と月を逆転させるほどの

スケールの大きな夢を

語っていただきたい

 

永久保証のあなただから

 

 

 

 

舵を切る時 

『時』②

 

方向を変える

 

日常的に行われ

珍しいことではない

 

ハンドルがついていなければ

目的地までたどり着けない

 

右へ左へ

東へ西へ

 

目的地まで行って

元の家まで戻ってくる

 

 

だが

人生における方向転換は難しい

 

時は流れているので

戻ることもできない

 

やり直しがきかない

 

ひとは

これまで歩んできた過程で

いろんなモノを得てきた

 

すると

得たモノを手放したくない

執着が生まれてくる

 

失いたくない

とられなくない

 

そんな感情が大きくなり

 

歳をとればとるほど

方向転換が難しくなる

 

慣性の法則を聞いたことはあるだろうか

 

一定の方向に動き続ける物体は

そのまま同じ方向に動き続けようとする

 

それと同じで

軌道に乗っている時に

新たな道へ方向を変えることは

とても大きなチカラが必要となる

 

一念発起

 

尋常ならざる意気込みによって

大きな決断がなされる

 

永遠に続く

一直線の道など存在しない

 

だから

いつかは方向転換しなければならない

 

変化を恐れて

何もできなければ

ただただ衰退の道をたどる

 

 

では

舵を切るタイミングを

どのようにつかむか

 

変化をとらえるアンテナを

張り巡らせておく

 

感度を高めることが必要だ

 

固定概念にとらわれず

ときには好奇心旺盛に心踊らせ

ときには冷静な目で推し量る

 

そんなチカラを持っていたい

 

舵を切る時

様々な道に出くわす

 

転げ落ちないように

緩急つけて乗り切らなければ…

 

 

ときには

ゆっくりと慎重に

 

ときには

勢いよくドリフト走行

 

塩梅が難しい

 

慎重すぎて

舗装された道ばかりでは

面白みが足りない

 

反対に

ジャリ道で峠ばかりでは

落ちつかない

 

 

攻めと守り

 

バランスよく舵を切る

 

わかってはいるけれど

なかなかうまくいかない

 

うまくいかないからこそ

舵を切る時のドキドキがたまらない

 

 

いまがその時

『時』

 

何か行動に移す時

頭の中のスイッチが押される

 

頭の中に駆け巡る電撃

 

これだ!

いまだ!

 

そんな声がこだまする

 

きっかけは何だろう

 

自分の意識?

家族のススメ?

友人の誘い?

 

長い人生の旅路

 

日々、選択の繰り返し

 

歩む先に現れる分岐点

 

判断しなければならない

 

ひとはどうしても

目先の利得に左右される

 

小さなことにとらわれ

判断が鈍ることがある

 

そんなとき

 

何を頼りにすべきだろうか

 

答えはひとつではないが

自分のなかにある

自分自身のシックスセンス

 

それが道しるべとなる

 

頭のなかでピンときた

その瞬間に下される判断

 

それにしたがってみる勇気

 

自分を信ずるチカラを

たいせつにしたい

 

運命に身を任せる

 

運命とは

運によって運ばれる命と書く

 

つまり

その時は思った通りにならず

苦しんでいたとしても

 

後で振り返ってみると

その時の経験があったからこそ

いまがある

 

長い時をかけて

いま、この瞬間まで

命が運ばれている

 

僕もいま

過去を振り返ってみると

不思議なチカラによって

運ばれてきたような気がする

 

第一希望の高校に入れず

第二希望の高校に入学

 

第一希望だった大学に行かず

第二希望の大学に入学

 

そして

第一希望の会社に入れず

内定のご縁をいただいた会社に就職

 

すべて

当時の判断では選択しなかった

というより、選択できなかった道を歩んでいる

 

それが運命というモノだ

 

どれかひとつでも欠けていれば

まったく違う道を歩んでいた

 

選択の繰り返し

無限大の組み合わせのなかで

たどり着いた

いま、この瞬間

 

見えざるチカラに導かれた

 

人生のターニングポイントは

この瞬間に訪れているのかもしれない

 

そう考えると

なんてこともない判断が

時を巡り巡って

まだ出会ったこともない世界へと

繋がる入口となる

 

いまがその時

 

迷ってもいいじゃないか

楽しくいこう

なにごとも

 

 

未来へのアプローチ

『波羅蜜多』

 
まず問いたい
 
あなたがいつも出てくるドア
そのシリンダーに刻まれている
メーカーの名を知っていますか
 
あなたが電車に乗ってきたとして
プラットフォームまでに上り下りした
ステップの数を覚えていますか
 
あなたがいつも使っている
クレジットカードに刻まれている
セキュリティコードを言えますか
 
よほどのことがない限り
答えは「否」であろう
 
 
このように
ごく日常のありふれた光景
 
流れ落ちてくる
情報の泉から
我々は
 
何かを受け流し
何かをすくいあげている
 
人間は忘れる動物である
 
 
1時間後には56%忘れる
 
つまり
半分以上の情報はすぐに捨てられる
 
捨てられるというより
すくいきれないのである
 
智慧の泉を
すべて飲み干せば
 
賢人になれる
不老不死になれる
 
苦しみのない世界に行ける
 
だけれど
すべて飲み干すことはできない
 
不完全こそ人間だ
 
隙間があるからこそ
隙間を埋める苦労があるからこそ
 
満たされる喜びを感じることができる
 
うまいことできているものだ
 
しかし
この本質に気づいていないひとが多い
 
特に日本人は
あるべき論に支配されている
 
ひとと同じところで待っていても
ひとと同じ器を持っていても
 
自分にとって
必要なモノはすくいとれない
 
自分のチカラを信じ
自分のフィールドを
ゆっくり歩いていけば良い
 
そんなとき
自分にとって大切なモノに
出会うことができるのだ
 
たとえ
結果が出なくても
 
たとえ
暗く寂しい気分になっても
 
コツコツと積み重ねていけば
それはやがて
未来へのアプローチとなる
 
過去は生きられない
 
未来にも生きられない
 
永遠に続く
いまこの瞬間を
思う存分に生きるがよい
 
 
ひとは何故生きるのか
 
 
それは最高の人生を歩むため
 
 
 
命尽きて彼岸に達するその瞬間
 
最高だったと満足げな笑顔を浮かべたい
 
未来へのアプローチ
 
それは
今を生きるあなたにしかつかめない
 
 
 
 
 
 
 
 
 

感性を磨く 

『般若』

 

智慧と訳す

 

智慧に込められた意味は

 

知識とか

知恵とか

 

同じように使われるコトバ

とは一線を画する

 

いまの世の中

 

知識などの情報は

手のひらの上で

指を動かせば

スマートな精たちが

瞬時に取り寄せてくれる

 

知識は

いくらあっても邪魔にはならないが

あるだけでは使いものにならない

 

知恵は

知識という素材を

頭の中のシャモジでかき混ぜ

頭の中の包丁で切り刻む

つまり

考える(シンク)することによって

創り出されていく

 

 

いまの世の中

 

知識に溢れている

 

簡単に手に入るからこそ

深く考える機会が少なくなった

 

高速化するやりとりのなかで

深く掘り下げるより

スピーディーに処理することが

優先される

 

すると

自分自身で考えて編み出す知恵を

得られなくなってきた

 

レトルトのように

温めればすぐに使えるような

パック詰めの知恵を使う

 

日常生活には便利だけど

生きていくための知恵になっていない

 

四苦八苦に満ちた

険しい人生を歩むために

 智慧を求めることになる

 

考えに考え

考えては実践し

実践してはまた考え

 

我々は

コトバにて語りうることを

語り尽くしたとき

 

コトバにて語り得ぬことを

知ることがあるだろう

 

つまり

 

智慧とは

簡単に手に入れられるモノではない

 

暗い夜道をさまよい

もがき続けているとき

 

彗星(ほうきぼし)のように

遥かかなたから

心に向かって飛んでくる

 

それを感じる瞬間

 

 智慧を身につけることになる

 

 

知識や知恵が混在し

霧のように行き先が霞んでいる

いまだからこそ

 

 智慧を得るために

感性を磨いていきたいものだ

 

 

シンク(考える)からフィール(感じる)へ

 

遥か昔から

 

人々は同じように

智慧を追い求め

 

同じように

夜空を見上げ

祈りを捧げていたのだろう