モヤモヤを乗り越えて
生きている限り
パッとせず
モヤモヤしていること
たくさんあるだろう
日本人は
イエスでもノーでもない
そんな半端な状況を好む
バランスがとれているのかもしれない
しかし
いづれは
どちらかに舵をとらなければ
先に進むことはできない
モヤモヤしているということは
凪の状態なのかもしれない
思案する時間もたいせつだ
じっと目を瞑り
明日への希望を
こころのスクリーンに映し出し
未来の自分に
必死に問いかけている
目指すべき目的地は
視界のなかに入っているだろうか
目的地への道筋は
描けているのだろうか
いま開かれる
絆
糸のように見えないモノで繋がっている
絆の右を見てみると
半と書かれているとも見える
絆は2つの要素でできている
ひとつは生まれもったモノ
親、兄弟、親戚の繋がり
産まれてきた時にはすでにある
血の繋がりは
先祖から引き継いだバトンだ
不思議なコミュニティ
盆や正月になると
磁石がくっつくように集っていた
何かあったときには
不思議に飛んできてくれる
やはり
はるか昔から引き継がれた長い旅路を
同じバトンをリレーしながら
同じ方向に向かっているのかもしれない
もうひとつは
生きている過程で手に入れる絆
趣味、思想、空気感のような
不思議なモノで繋がっている
強く引けばちぎれてしまうような
引かなければ遠ざかってしまうような
か弱い
か弱いからこそ
たいせつなもの
生きる喜び
楽しむ喜び
喜びを共有できる絆
ココロに穴があいてしまうとき
そっと癒してくれる
そんな宝ものを
我々は常に追いかけ続けている
止まってしまっては
取り残されてしまう気がするから
行列
ひとはなぜ
行列を作っているのだろう
行列の先に何があるのだろうか
スーパーの特売
DVDボックスの発売
アイドルの握手会
アニメイベント
きっと
ワクワクしながら
並んでいるのだろう
時には雨に打たれながら
時には風に吹かれながら
寒さに震え
待ちわびるその先に
希望が広がっているのだろうか
それとも
何もないけど
皆が並んでいるから
並んでみているのだろうか
集団心理は
時に危険を生じさせる
ひと方向に動き出すと
その流れが加速していく
まるで
滝が流れ落ちるように
集団が同じところへ突き進む
一歩歩みを進める前に
立ち止まって考えてみたい
行き先の姿を
常に先を見ておきたい
こんな時代だからこそ
雲竜型
横綱の土俵入りの型のひとつ
稀勢の里もこれを選んだ
右腕は大きく伸ばして攻勢をかけ
左腕はしっかり曲げて守りを固める
攻守が混在する型
時には果敢に前へ
時には腰を低く踏ん張る
人生の振幅の中で
流れを見極めるチカラが必要だ
上り調子のときは
重心を前に加速していく
上がっているときの高揚感
風を切って走る爽快感
まさに
天にも上る気持ちになる
流れに乗るタイミングを逃してはならない
しかし
振幅しているということは
いづれは頂上に達する
頂上に至ると
そこからはきつい下りが待っている
上れば上るほど谷は深い
下りの無い山はない
まさに
攻めと守りの攻守交代
著名なスポーツ選手や政治家が
絶頂なときに
突然辞めることがよくある
彼らには
すでに頂上の先にある
急な下り坂が見えていたのかもしれない
調子が良い時こそ
悪くなったときに備えたい
ソフトランディングするのは難しい
難しいからこそ
たくさん失敗を重ねる
失敗するたびに
良い方法を見つけていく
最近の日本は
一度の失敗が命取りになることが多くなった
若者たちは
失敗しないように身を粉にして
余裕なく働いている
昔の若者が抱いていた夢を見ることなく
世界の環境は大きく振幅している
ここままでは
日本が下り坂に突入したとき
ハードランディングになってしまう
いまならまだ間に合う
立ち上がれ若者よ
立ち上がれ未来のために
気の効いた言葉
言葉には3つの要素がある
1つ目は
文字通り言葉自身の意味
2つ目は
誰からかけられた言葉なのか
同じ意味の言葉でも
発言した人が違うと
反応が変わってくる
3つ目は
どんな時にかけられた言葉なのか
同じ意味の言葉でも
発言のタイミングによって
反応が変わってくる
気の効いた言葉をかけるのは
なかなか難しい
ひとが寒さに震えているとき
こころが温まるような言葉を
そっと差し出すことができる
人のこころを惹きつける
そんな大人になりたいものだ
プランB
世の中思った通りになる
そんな甘いモノではない
甘く見すぎだ
そう思われるかもしれないが
やはり思った通りになる
あなたは
思った通りにならないと
思っていらっしゃるでしょう
じゃー思った通りになっていないでしょう
ということは
思った通りになってるじゃないですか
何事も考え方次第
ものは言い様
一生懸命やった事がうまくいかなくて
適当にやった事がうまくいってしまう
やり始めた時から時間が経てば
最善だと思っていたプランAが
活用できなくなってしまう
だからこそ
視野を広く持ち
違う策も考えておこう
今の社会を見ていると
勝ち目の無さそうなことを
極力排除しようとしている
それは危険だと思う
一見、無駄と思われる
プランBにこそ
活路が隠れている
行き詰まりを感じたとき
脇道に目を移してみよう
突破口が広がっている
チャンスはピンチの顔をして訪れる
思い通りに
幸せを数えたら
片手にさえ余る
不幸せを数えたら
両手でも足りない
幸せの価値は
不幸せの負債よりも遥かに大きい
幸せとは
得難く貴重なモノだからこそ
とても愛おしい
不幸せの暗い闇を漂うとき
光がささなくとも前に進む
そんな力強さを与えてくれる
やがて
地平線から希望の光が差し込み
それに呼応するように
鳥のさえずり
風の声
木々の囁き
活力が生まれてくる
明けない夜はない
やがてくる希望の光を
待ち望んで生きるのだ
思い通りに生きてみよう
出雲から始まるジャーニー
ヒトと人
不思議な糸によって
結びついている
その大半は
自分の意思ではたどり着けない
大きなチカラによって導かれる
最近ふと思いだす
2年前に行った日本一周の旅
あのとき立ち寄った出雲の地
樹齢1000年をこえる大木の前で
両手を大きく広げ
深呼吸しながら
目を閉じる
やさしく流れる風に乗って
烏帽子を被った者たちによって
美しく奏でられる雅楽が聞こえてくる
心地よい時間が流れた
不思議とカラダに
チカラがみなぎってくるのを感じた
去年から起こっている
衝撃的な別れと出会い
もしかすると
あの時に
スタートボタンが
押されていたのかもしれない
因縁果報
自分の行いによって未来は開ける
開けた世界にたくさんの縁がある
掴むも落とすも自分次第
不思議な世界への旅(ジャーニー)は
始まったばかりだ
365分の1
今年はいろんなことかろ解放され
飛躍の年になるに違いない
そんな根拠のない自信に満ちている
ひとは節目にさしかかると
気分を一新して
チカラを入れ直す傾向がある
今年は
今年には
今年こそは
今年はきっと
願望も膨らむ特別な日
しかし
地球のサイクルにとっては
何も特別なことはない
初日の出というが
明日も
明後日も
ほとんど変わりがない
いつものように淡々と
東の空から顔を出す
これまでは
ヤレ、初日の出だ
ヤレ、初食事だ
ヤレ、初詣だ
なんでも
新たな年を意識していた
しかし
今年の年明けは実に自然だ
食べたいものを食べ
お腹がいっぱいな状態で
うとうとしながらテレビを見て
ふと目覚めると年が明けている
近所の神社に行く道すがら
雲ひとつない空から
やわらかく照らす太陽の光を浴びる
他のいきもの達と同じように
天然の光のシャワーを全身に浴び
気力、体力が満たされる
自然のなかでは
今日という日は
365分の1ページに過ぎない
どんな日でも
1日1日を大切に生きよう
時の流れはいつも変わらず
未来へと流れて行くのだから