時空を超えて

遠い昔人は夜空を見上げながらたくさんのストーリーをイメージし親から子へ子から孫へ語りつぐそして現代まで世代の脳内イメージがチェーンのようにつながって今宵も夜空に照らし出されるひとはいろんな感情に突き動かされたとき自分と自分との対話のなかで…

風の時代へ

大きな帆を立ててあなたの手をひいて荒れ狂う波にもまれ感じて風になりたい時は令和という新しいステージにかわり和(なごむ)という文字とはうらはらに大きなうねりのなかにある手を引いていないと流されてしまう逆にフリーハンドで大海原を自由にウィリーす…

とこわかに

常若に常に若々しいと書く伊勢神宮では20年に一度式年遷宮といって神殿の引越しが行われるはるか昔から受け継がれてきた伝統行事日本には耐久性の優れた建物をつくれる世界に誇れる技術があるにもかかわらずなぜ20年ごとに建て替えるのか調べれば調べるほど…

モンスターカスタマー

大阪万博が決まった資金力に勝るアゼルバイジャン、ロシアをおさえ正攻法で誘致が成功した日本はまだまだ捨てたものでないそう感じた一幕だった東京五輪大阪万博ひと昔前に人々を熱狂させた一大イベントが時を超えて再び戻ってくるさて前回のような大成功と…

利用する真理

ひとはさまざまな繋がりのなかに活かされている人は何も持たずに産まれてくる 産まれるときに産道を通り抜けてくるときに人生で一番の苦しみを感じながら産声をあげるまわりの人はニコニコしながら喜びを爆発させるしかし本人にとってはまわりの人と喜びを感…

さよならにさよなら

時の流れはグルグルと 回り回って巡りゆく 過ぎ行く時がグルグルと 螺旋を描いて 過去へと吸い込まれていく 同じ季節 同じ場所 同じ時間 カレンダーの上では同じ座標 Googleマップ上でも同じ座標 同じようだけど ふと見ると 時のステップを一段上がっている …

とこしえに

雲ひとつない晴天の下澄みきったココロが今日この瞬間を掴みとるときは流れていても流れてしまわない何かを求め人びとが集まる数百年まえから変わらぬ佇まいを残しいまの人びとを暖かく迎えている新しいページをめくると柔らかい日差しに照らされた神社の境…

アメイジング・グレイス  

『度一切苦厄』 すべての苦しみや災いを 克服すると訳す 生老病死 我々は生まれてから 四苦八苦しながら生きている 苦しみに心砕かれ 苦しみに打ちのめされる 生きているから苦しいんだ 苦しいときがあるから 楽しいことを楽しいと感じることができる 苦しい…

絵空事

『皆空』 世の中には スローガンばかりを叫び続け 時に本質を見失うことがある 日本人は昔から スローガンを作るのが好きな傾向がある 戦中は一億総決起 圧倒的な劣戦にあっても すべての国民が炎のごとく 決起すれば必ず勝利できる 僕らは 当時の状況を知る…

いまを生きろ  絶望を感じている少年少女へのメッセージ 

『五蘊皆空』 新学期が始まるこの時期 絶望を感じ 世を去ろうとしている 少年少女たちが多いと聞く だから どうか聞いて欲しい 君たちの苦しみの素は何だろう 何に追い込まれているのだろう まわりの人間が信じられない 誰も味方になってくれない できない自…

ひとは見た目が9割

『五蘊』(ごうん) 色、人間の肉体 受想行識、人間のココロの部分 色が包装紙のように 受想行識を包みこんでいる 看板のようなもの 錆びていてはいけない かといって 真新しいピカピカでも 新人っぽいし 薄っぺらい 多くのひとに出会う そのなかでも 人脈とし…

虹のむこうに

『照見』② 理解する 把握する 本質を深く体得する それを 照らし見ると表現している では 主語は誰か 昔の偉人か? いまを生きる我々か? 未来を生きる まだ出会ったことがない人か? ここでの主語は 観自在菩薩 つまり、観音さまになる 自然界は広大で いま…

太陽と月  

『照見』 照見には 明るく照らされた様を見て すべてを把握する という意味がある 日本には 世間を明るく照らす 天照大御神(アマテラスオオミカミ)が 日本国民の総氏神 太陽の神格化した神 そして 皇室の祖神 として 古くから国民の信仰を集める いまもなお…

舵を切る時 

『時』② 方向を変える 日常的に行われ 珍しいことではない ハンドルがついていなければ 目的地までたどり着けない 右へ左へ 東へ西へ 目的地まで行って 元の家まで戻ってくる だが 人生における方向転換は難しい 時は流れているので 戻ることもできない やり…

いまがその時

『時』 何か行動に移す時 頭の中のスイッチが押される 頭の中に駆け巡る電撃 これだ! いまだ! そんな声がこだまする きっかけは何だろう 自分の意識? 家族のススメ? 友人の誘い? 長い人生の旅路 日々、選択の繰り返し 歩む先に現れる分岐点 判断しなけ…

未来へのアプローチ

『波羅蜜多』 まず問いたい あなたがいつも出てくるドア そのシリンダーに刻まれている メーカーの名を知っていますか あなたが電車に乗ってきたとして プラットフォームまでに上り下りした ステップの数を覚えていますか あなたがいつも使っている クレジッ…

感性を磨く 

『般若』 智慧と訳す 智慧に込められた意味は 知識とか 知恵とか 同じように使われるコトバ とは一線を画する いまの世の中 知識などの情報は 手のひらの上で 指を動かせば スマートな精たちが 瞬時に取り寄せてくれる 知識は いくらあっても邪魔にはならな…

信ずる力

『行深』 今年もこの日がやってきた 1945年のこの日 戦争が終わった 僕は当時を知らない 僕の両親も当時を知らない 僕の祖父母の世代しか知らない しかし いまは知るよしもない ラジオの前で集まって聴く玉音放送 皆が正座で涙ながらに聴きいる 聴取率はほぼ…

だいぶさぼってしまいました

一般受けしないテイストになってしまい どうしたものかと。。。 モヤモヤしたまま、書かない時間が過ぎていきました。 更新を楽しみにしていただいている方には大変申し訳なかったです。 これから徐々にやっていきます。 これまでの1年間にも更新が途絶えた…

四万六千日

『観自在菩薩』 いわゆる観音様が 冒頭で登場する これも因果なのだろうか 観音様を 最初のフレーズとして扱う今日は 東京で一番古くから 観音様で親しまれている浅草寺で 年に一度の縁日に当たる オレンジ色が鮮やかな ほおずきを売るテントが並ぶ ここにい…

補足説明

これからの作品群はタイトルの欄に 散文詩のタイトルを本文の一番上に対応する般若心経のフレーズを記載する基本は一対一で紐づけて行くが必ずしも一対一だけでなく一対多 多対一 となるかもしれない皆さまもご存知かと思うが般若心経には諸説あり多くの著書…

散文詩で詠み解く般若心経

2000年以上前から 語り継がれてきたココロのお経 一字一字に刻まれた深い意味 一字一字を 眼を閉じ ココロを無にして 唱え続けていれば はるか遠くの はるか昔の 呪文に秘められた メッセージが 優しく天から舞い降りる これから 262字を 意味を持つ単語毎に…

であい

人生は自分自身への問いの繰り返し選択が繰り返される社会に出てからは自分で情報を収集し自分自身で決断を下すでは、決断を下した結果思ったようになっているのか?例えばキャンプ場でバーベキューを計画したとするわいわい楽しくやり遂げたいそんな想いで…

星に願いを

はるか昔から 地上に住む 生きとし生けるものは 夜空に輝く星たちに 神秘的なチカラを感じ 祈りをささげてきた 漆黒の大スクリーンに 神話の世界が映し出される ケンタウルスをはじめとする 個性的な出演者たち 織姫と彦星による 天空を舞台にしたミュージカ…

感謝

100名を超える読者の皆様 そろそろ1年が経ちますが 皆様方からいただくスターや 目には見えないお力によって ここまで続けることができております。 心から感謝申し上げます。 皆様の心に響き 少しでも安らぎを感じていただければ幸いです。 これからの作品…

約束

ある特殊空間での昼下がり いつものように お菓子を食べながらテレビを見ていた 話の中で 3人でこんな約束をした ここから出たら、飯食いに行きましょう 俺、いい店知ってるよ 万端整えておくからよ その時はいつ実現するかわからない まさに、暗雲のなかに…

答えのない問い

社会の隅々には たくさんの物体が存在する 万物は 何かのきっかけによって ここに生まれ もしくは、ここまで運ばれ いま、ここに存在している 何故、ここに存在するのか 一体、何のために存在するのか ぼ~と歩いていると このような哲学的な疑問が湧いてく…

石切職人

ある寓話が実におもしろい 二人の石切職人がいる 彼らの仕事は読んで字のごとく 石を切って加工し 建築物などの資材をこしらえること やっていることはまったく同じ 同じだが 彼らには決定的な違いがあったのだ 同じ時間 同じことをしていても 一人一人が様…

日本人の風潮だろうか 風が吹けば 吹いている方向に集まっていく 何度同じことが繰り返されるのだろうか 日本の世相が出る選挙 国民の権利ということで 毎回参加しているのだが 今回のようなことは初めてだ 投票所に行っても えんぴつが止まる 全く動かない …

供養

ニッポンのお盆 それを前にして 各地ではお施餓鬼(おせがき)が行われる まず、餓鬼とは何か 餓鬼とは生前の悪行がたたり 飢えと乾きに苦しんでいる霊や魂のこと 寺の山門で見たことはあるだろうか 四天王の足で踏まれている 人相の悪い彼らがそうだ お施餓…