行き止まり
広い草原を走りまわりたくなった
好奇心に動かされて
知らない小路をどんどん進んでいく
右へ左へ構わず舵をきる
怖くはなかった
好奇心という矛を持っているのだから
雲ひとつない世界を歩いてく
ところが
これまで影に潜んでいた暗雲が
クラッカーのように勢いよく放たれる
たじろぐ僕
恐怖心という盾に行く手を阻まれた
矛と盾の攻防が始まる
勇気をもって突き進まねばならないときもある
安定のために守らねばならないときもある
どちらに正解なのだろう
迷い込んでしまったときは
鳥のように上空に羽ばたき
全体をおおきく見渡してみよう
視点を変えることで見えてくるものがある
追い込まれたときこそ
冷静さを失ってはならない
明らかに劣勢のときは
決して戦ってはいけない