ビハインド

僕の歩みはいつも
リードされた状態から始まる
自慢ではないが
“初物”に弱く
エンジンがかかり出すのが遅い
ぼんわりした風貌も手伝って
ウスノロ扱いされることも
一度ではないかな
だけど
そこで歩みを止めずに
たんたんと
自分のペースで歩いていく
すると
どこかのタイミングで
やる気スイッチが現れる
寝食忘れて取り組んでいる
理系の血が騒ぐ
そのうちに
誰よりも詳しくなっていた

泥臭くてもいい
しっかりと腰をすえて
進んでいけば
自然と足腰も強くなる
ハードルがあっても
乗り越えていけるだろう

サラブレットに媚びることはない
サラブレットの真似をしなくてよい

 

駄馬には駄馬の矜持があるのだから