働きアリの戦士たち

僕はフィールドに戻った

 

フィールド内には

今にも倒れそうな戦士達が

ゴロゴロしているのに唖然とする

 

決まって

忙しいひとに負担が集中する

 

真面目なひとであればある程

全身で受け止めるてしまう

 

僕の周りでもひとり倒れた

 

ストレスには

良いストレスと悪いストレスがある

 

良いストレスとは

トレーニングなどをするときに

一定程度かかる負荷のことを言う

 

これは前向きでプラス要因だ

戦士たちな経験値をあげ

戦闘力を高めていく

 

 

悪いストレスとは

自分の意思とは関係なく

外圧がかかり続けている状態を言う

 

真面目なひとには強い外圧がかかる

まるで

強い水圧を受けている

ダムの壁のようだ

 

限界を迎えた頑丈そうな壁は

やがて

アリの一穴から崩壊する

 

ところで

アリの世界はどうなっているのだろう

 

働きアリはみんな

働いているようにみえるが

そうではない

 

よく働いている2割

ふつうに働いている6割

さぼっている2割

 

この現実をどう見るだろう

 

確かに

よく働いているアリはカッコイイ

 

しかし

カッコイイだけでは済まされない

 

そもそも

生きることは働くことだけではない

 

生きる地盤が崩れてしまったら

まったく意味がない

 

つまらないプライドを捨てよう

 

なくなってしまえば

たいしたことはない

 

皮肉な話だが

働きすぎのアリが離脱しても

代わりのアリが穴を補う

 

それが現実だ

 

今日も

何事もなかったかのように

アリの行進は続いてゆく