仮想化 バーチャル世界の行き先は
この10年間
インフォメーション・テクノロジー
IT技術はものすごく進歩した
折りたたみ式の携帯電話が主流だったとき
いろんなところで使われていたサーバは
結構な存在感のある大きな箱型のモノが使われ
システム毎にそれぞれ用意されていた
それからときが進み
統合化が加速していく
バラバラだったサーバをひとつにまとめる
ブレードサーバがでてきた
大きなひとつの本棚のようなモノに
システム毎の本が並べられているイメージ
このあたりから徐々に
パソコンもコンパクト化していき
仮想化の声も聞こえてきた
地デジ化が進み、スマホが主流になったいま
もはや、物理的なサーバの概念がなくなる
シンガポールなどの海外に物体があり
クラウドといって
どこからでも自由に作ったり
消したりできるような時代となった
仮想化
つまり、バーチャルの空間に
パソコンやサーバが浮かんでいるイメージ
いま、急速な勢いで
クラウドへの移行が進んでいる
すると、どうなるか
これまで
システムを動かしていたサーバは
データセンターに厳重に守られていた
しかし
クラウドに移行してしまえば
データセンターを持つ必要がなくなる
そこを管理していた仕事も
なくなっていくことになる
いままでは
IT業界で働くために
高い技術が求められてきたが
これからは変わってくるだろう
ほとんどが手間のかからない環境に移行し
管理コストが大幅に削減されていくだろう
そうなれば
この業界で生きていくためには
今よりもさらに高い技術を身につけるか
顧客の業務に関するノウハウを熟知したうえで
適切なアドバイスを行う
コンサルティング力を高めるなど
独自色を出していかないと食べていけない
そんな時代が迫っている
いや、すでに始まっている
IT業界は高収入というイメージが強いが
それはもはや一部にすぎない
大半はオペレータや派遣として
比較的簡単な作業をたくさんこなす
自分たちでは作業量をコントロールできず
膨大な量を夜遅くまでこなす
休日作業も嫌とは言えず
結局、疲れがとれぬまま
日々を過ごしている
僕の周りの若い人たちも
こんな感じのひとが多い
本来であれば
若く元気なひとたちのチカラによって
技術革新を成し遂げ
将来の活力源となるべきところ
現状ではまったく活かされる状況にない
これでは
グローバル社会のなかに
日本が埋没してしまうのも時間の問題だ
もはや社会はあてならない
いかに自分で道を切り開くかだ
おのおのがた
未来に向けての算段を始めよう
一歩一歩、地固めだ
一歩 二歩 算段