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天国からのエール

いま、こうして息をしている

いま、こうして生きている

あたりまえのように
毎日毎日
日めくりカレンダーをめくっている

そんな平凡の日々から一転
突然の衝撃が体じゅうを突き抜ける

腰が抜けるほどのディープインパクト


突然の別れ

居るのがあたり前の存在が
思いもよらぬタイミングで
姿を消してしまうことのインパクトは
まさに大木の上から
真っ直ぐにメリメリと割るカミナリのようだ


脳内を激しく駆け回る電流
体中に満ち溢れるチカラ

不思議なものだ

寝なくても疲れぬカラダ

まるで
亡き父がはるか天空から
ストローのようなモノで
パワーを注入してくれているかのように

やがて
もうひとりの父によって
現実の世界へ舞い戻った

元にいたレールを再び歩み始めた
これまでのスピードへ戻っていく

しばらくは立ち止まることはない
そう思った矢先



再び電撃に襲われる

もうひとりの父も突然去っていった

亡き父の後を追うように


父と仲が良かった

兄弟のように
友達のように

そして

同志のように


二人とも考えが同じだった

子供のため
家族のため

寒い日も身を小さく屈みながら
一歩、また一歩と歩いていった

黙々と
ゆっくりと

着実に歩みを進め
子供たちを育てあげた

やってきたことは必ず報われる

二人の旅立ちは実に立派だった

たくさんのオーディエンスに見送られながら
実に颯爽と旅立っていった

威風堂々と

ナイチンゲール聖歌とともに
子へと引き継がれる志

今はまだ暗いかもしれないが
神秘的なロウソクの火によって
未来は明るく照らされている

彼はまだ生きている

ひとは二度死ぬのだから
まだ生き続けているのだ


ひとは二度死ね

一度目は文字通りの肉体の死
二度目は彼らを想うひとがいなくなったとき

彼らにはたくさんのファンがいる

そして
命を懸けて守り抜いた子供たちの
心の中で生き続けている


改めて思う

いま、息ができる
生かされている

それは
天国からのエール



大切にしよう

噛み締めよう


力強いエールを