環境とチカラ

寒さにまだカラダが慣れていない
冬仕様のカラダに切り替わっていない
そんな人たちにとって
この数日の寒さは堪えるだろう

だけど、僕はちょっと違う

長きに渡り
東京郊外の都市の冬を体験してきたので
都心の寒さはあまり辛くないのだ

これまでは冬の早朝は
たくさん着込んで外に出て
ブルブルふるえながら自転車のペダルをこぐ

そんな朝を繰り返し経験すると
自然と寒さに対する適用力がついてくる

まさに
逆境が造りだした自然に適用するチカラだ


これはどんなことでも当てはまる

実家暮らしが長いひとは
炊事、洗濯、諸々をしない
快適な生活に慣れてしまっている

すると
一人暮らしを始めると
大抵は戸惑うことが多いだろう


ひとのチカラは
環境によって造り出される

逆境を多く経験したひとには
それを乗り越えるだけのチカラが備わっている

逆に
順境に慣れきってしまうと
チカラが削がれていく


逆境は確かに辛いが
いざというときに自分を守ってくれる

順境は確かに楽しいが
状況が暗転するとたちまち崩れる


人生楽ありゃ苦もあるさ

人生は順境と逆境の振幅でできている


辛いときにはじっと耐えながら
明るい夜明けを待ちわびながら
順境で遊べるチカラを蓄えよう


楽しいときには
逆境で蓄えたチカラを存分に使って
気の済む限り遊びつくそう


幸福感が一番大きいのが
逆境から順境への転換点

幸福感が一番小さいのが
順境から逆境への転換点


さあ、皆さんはいま
長い長い道のどの辺を歩いているのだろう