人生、かけ流し

あなたには
流してしまいたいモノはあるか
 
あなたには
流れないように必死に守りたいモノはあるか


時の流れは

ときに激しく
ときにゆるやかに

ココロとカラダを通ってゆく


こうして
今生きている間も
時間の流れとともに
いろんなモノがかけ流されている

同じ街
同じ通り
同じ店
同じテーブル
同じイス

それでも
2回目では何かが違う

あのとき脳内に流れた
感情がよみがえり
景色を変えているのだろう

同じ時間を過ごしていても
感じ方によって
こうも違うのだろうか

世の中は不平等なことばかり

しかし

時間は
すべてのモノが生を受けた瞬間から
平等にかけ流されている

1年  365日
1日  24時間
1時間  60分
1分  60秒

目には見えない
時という粒子が
滝のように
頭から足の先まで流れていく

決して
スキップすることはない

決して
戻ることはない


朝日を浴びて
新鮮な時が始まり

いろんな風景に出会い
いろんなひとに出会う

毎日が一期一会

かけ流されるこの瞬間

何を学び
何が得られ
何を与えられるのか


因縁果報

心がけひとつで変わる

同じように流れる瞬間
同じように与えられるチャンス

活かすも逃すも自分次第

どんなに苦境にあっても
ココロの針は
常にプラス方向に向けておきたい

どんなときも前向きに


常にときは流れている

過去を引きずり
たち止まっていてはいけない

もし
あなたに捨てられない過去があるのなら
滝に打たれるが如く
無心になる時間を作りましょう

重荷が自然に流され
ココロが軽くなる瞬間が訪れる

その瞬間を待っていれば良いのです


ひとは
流れてきたモノと出会い
いろんなことを学び
成分をとりこみ
成長していく

それが代々続き
今日がある


日本には古くから
その土地に存在し
代々に渡って守られてきた
神社仏閣、伝統芸能がある

時代が流れても
変わらないモノがある

1000年以上変わらず
その場所に佇んでいる

儚く消える
人との出会いを繰り返しながら


大きな流れの中において
人の一生は一瞬に過ぎない

儚いからこそ
大切に噛み締めたいものだ


人は必ず死ぬ

人生は一度しかない

人はいつ死ぬかわからない