真実

世の中には

知りたくても

知ることができないことがたくさんある

 

哲学者たち

物理学者たちは

夜空の星を眺めながら

真実を探求するため

瞑想にふける

 

時代が進み

現代になっても

常に情報を追い求めている

 

各々が向かう先はいかに?

 

人々は真剣な眼差しで

スマホタブレットの画面をこすっている

 

まるで

ランプの精の出現を懇願するかのように

 

 

いま

なんとか学園問題に批判が集まる

 

 

今のネット社会

 

批判が始まると

それに便乗して次々に広がる

 

同じ方向を向いていれば怖くない

群集心理がはたらく

一斉に攻撃がはじまる

 

昔のように

石を投げられたり

野次られたりするレベルではない

 

ありとあらゆる媒体を使って

徹底的に糾弾される

 

 

しかし

一時的な風のようなもので

突然吹きはじめると

一瞬で嵐になり

何も残さず止んでいく

 

記者たちや野党が口を尖らせて

説明責任が果たされていないと

カメラ目線で勝ち誇ったように攻め立てる

 

いったい

これ以上聞いてどうしようと言うのだろうか

納得できる説明とはどんなものか

納得したところで何か得られるのか

 

 

ここ数十年こそ

国民主権、身分は平等という概念が根付いたが

本来、日本人は階級社会で生きてきた

 

飛鳥時代の豪族文化

平安時代の貴族文化

江戸時代の武士・町人文化

 

生まれながらにして

超えられない身分の壁が存在した

 

当然

不平等であることは言うまでもない

 

身分の低い者たちは

ありとあらゆる富、財を搾取され

持たざる者になる

 

持っている者は益々強くなり

持たざる者を肉体的、精神的に制圧する

 

 

なぜだろう

今でも変わっていないと感じるのは

僕だけだろうか

 

 

明治以降

表向きな身分格差は無くなったものの

今だに特権階級が存在しているように思える

 

今だに財を持っている者たちが

社会を牛耳っている

 

財を持っていれば

それを貸すことによって

寝ていても財を増やすことができる

 

教育における格差もある

 

良い教育を受けた子供は良い能力を手にいれ

結果的に収入が高くなる

 

国の制度も

財を持っている者に有利なものばかり

 

持たざる者たちからすると

声を大にして訴えたい話だが

この現実は大きく報じられることはない

 

日本は世界第3位の豊かな国だと

多くのひとは思っているが

今でさえ

6人に1人は貧困生活をしていると言われる

 

富を持ち

権力にあぐらをかいている者たちは

この現実を改善する気はさらさらない

 

困ってはいないのだから

 

 

これからの日本はますます縮小していく

 

限られたパイの奪い合いになるだろう

 

これからを生きぬくためには

上辺だけの情報に惑わされず

真実を見抜くチカラが必要だ

 

 

自分の信じる行き先が見えたなら

批判を恐れず

迷わず行こう

 

進んだ軌跡がやがて道となる