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風を読む

風はどこから始まって

どこまで行くのだろう

そういえば

風のスタート地点を見たことがない

見たことある方、いらっしゃるだろうか

竜巻のような局所的な風は

もしかしたらスタート地点がわかるかもしれない

だが

大抵は地球上の大きな流れの中にある

蛇行してみたり

上ってみたり

ジェットストリームのように

非常に高速で流れていたりもする

衛星カメラの映像を見れば

流れがおきていることがわかる

 

風には

エネルギー、熱が

一カ所に偏らないように

掻き混ぜる役割がある

自然はうまくできているもんで

表面の温度を一定に保つために

エネルギーを高いところから

低いところに向かって

運搬するシステムが備わっている

大きな流れはある程度決まっている

だが

日々の細かな流れを読むことは難しい

地上の流れは常に変化し続けており

次の一手を巡る攻防が繰り返されている

 

風を読む

人間社会でも

このコトバをよく聞くことがあるだろう

世論という風をいかに読むか

この風も

どこがスタート地点なのか

よくわからない

わからないから

見るのではなく

「読む」のだろう

 

人生は

いろんな風に乗っては下りる

途中下車の旅

始発駅がわからなくても

終着駅が見えなくても

下車した分だけ味がでる

読めば読むほど味がでる