クイぎみで迫ってくる者たち
コンビニのレジで会計しているとき
すぐ後ろにぴったりつき
横に並びかけようとする者
信号待ちをしているとき
信号が青に変わるか変わらないかのとき
すぐ後ろをぴったりと迫ってくる者
自動改札を通るとき
定期券をだして
タッチするかしないかのとき
すぐ後ろから手が伸ばしてくる者
ベルトコンベアの上に
乗っているのではないのだから
少しは余裕が欲しいものだ
目の前のことに
追われてしまうのはどんな時だろう
時間的制約と求められる成果
だいたいのケースは
この2つの要素によって
追い込まれる程度が変わる
どちらもタイトになると
ひとは追い込まれる
わかりやすい例をあげると
夏休みの最終日まで
宿題をやらずに放置したため
1日で40日分の課題を
やらなければならず
親に泣きつく
こんな経験は少なからずあるだろう
なんということでしょう
少年時代
こんな苦い経験をした大人たちは
会社に入っても
同じようなことを繰り返しているのだ
鉄は熱いうちに打て
時間的に余裕があり
加工しやすいときに
成果物を整えよ
芽は小さいうちに詰め
課題は少なくて簡単なうちに
処理してしまえ
先々のことを見据えているひとは
目先の変化にも柔軟に対応でき
焦ったりはしないものだ
目先のことに追われている
余裕のない大人たちが増えている
そんな気がしてならない