眠れない人へ

人生の3分の1は眠りのなかにある

日が暮れて暗くなれば

自然と眠りに落ちる

太古の昔から

ごく当たり前に

受け継がれてきた体内時計

 

光が当たれば充電され

正確な時間を刻む

 

暗くなっても止まることなく

時刻を刻み続ける

 

 

しかし

電気が発明されてから

真っ暗な闇がなくなった

眠らない街が出現し

夜の街から脱出できない者もいる

 

太古から引き継がれた

その正確な時計が狂い始めた

これまで自然にできていたことが

できなくなってしまった

 

いまこのとき

眠りたくても眠れなくて

長い長い夜を過ごしてはいないだろうか

 

そんなときの対処法を提案したい

 

それは

無理に眠ることを諦めることだ

眠れないのなら起きていればよい

だけど

悩みことを考えていてはいけない

 

こんなゲームをして

ピンピンしている脳を疲れさせるのだ

 

ナゼナゼ分析だ

やったことある人はいるだろうか

これがなかなか疲れるのだ

 

自分で自分に質問する

それに答える

答えはひとつだけではないはずだ

こたえに対して質問を繰り返す

 

付箋とペンがあるといいだろう

どんどん付箋に書いていき

原因から結果に矢印をひく

やがて雲の巣のように

複雑に繋がりあっている

ここまでくると

疲れてくるはずだ

 

そうしたら、仕上げだ

家のなかをひたすら歩いてみよう

すっきりしてくるだろう

 

脳のエネルギーが有り余っていると

余計なことを考えすぎてしまう

だから

エネルギーを使ってしまおう

どうせ使うなら

おもしろおかしく

知のゲームでもしながら