虹のむこうに

『照見』②

 

理解する

把握する

 

本質を深く体得する

 

それを

照らし見ると表現している

 

では

主語は誰か

 

昔の偉人か?

いまを生きる我々か?

未来を生きる

まだ出会ったことがない人か?

 

ここでの主語は

観自在菩薩

つまり、観音さまになる

 

自然界は広大で

いまだ解明できていないことばかり

 

我々が住む地球が属する銀河系

 

天の川や神話の舞台となった

永遠と広がる大宇宙

 

物事の本質を

明確に理解することは

とても容易ではない

 

広大深遠

 

人々は昔から


人間自身では到達できない

究極の理解を


自在に観ることができる

観音さまを通じて

体得しようとしているのかもしれない

 

我々に見えているモノだけがすべてではない


見えざるモノも含め

いま在る世界なのだと認識すべきだ

 

我々の目から入ってくる情報も

全体からすればごく一部

 

可視光といって

紫外線から赤外線までの範囲しか見れない

 

お天気雨が止んだある夕方

空には虹がかかる

 

虹は

未来へ続くかけ橋


良いことが起こりそうだ


人々に希望を与える存在として

いろんな物語に登場する


ひとは

普段見えないモノが見えたとき

不思議な感覚に包まれる


何かを掴みたいと

見えない何かと戦っている


不安や悩み

暗くモヤモヤした感情に苛まれたとき

ふと目を閉じる


しばらく考え

目を開くと

眩しい光に照らされる


ピンときた

パッと浮かんだ


成功をつかんだひとが

インタビューなどで

過去を振り返ると


このような

不思議な体験をしたケースが多い


見える虹の色は

増えないけれど


虹のむこうに

見えない何かがきっとある


目ん玉ひんむいたって

見えないもんは見えないんだよ