ニューノーマル

過去の常識が

現状からあまりにも掛け離れてしまったとき

新らたな目標に定義し直すことで

乖離を埋める必要がある

楽器をチューニングするようなものだ

調整が適切に行われなければ

不協和音が生じ

不安が増すばかり

 

外部環境を踏まえ

業務の合理化、効率化を進め

緩やかでも安定した成長を目指す

これがニューノーマルと言われる

 ではオールドノーマルは

どのようなものだろう

 

一昔前の日本の状況が

それにあたるだろう

大量生産、大量消費をすることで

会社が成長し、社会が潤う

目標達成のためなら

24時間戦いましょう

勢いをつけて、ドーンと行こう

 

そこには活力や希望が満ちあふれていた

オールドノーマルの時代には

今のような合理性はないかもしれないが

 前に進む過程で

大きなチャレンジ、大きな失敗も

たくさん許容されてきた

それが今の日本の財産を生んだ

科学技術先進国になる礎も

この土壌によって築かれた

2、30年前の研究成果が評価され

ここ数年はノーベル賞

毎年のように受賞している

 

 焼け野原から立ち上がり

高度経済成長して

ここまで登りつめた日本

先人たちが歩んできた軌跡は

アジアの奇跡とも言えよう

ひとりひとりに

大和魂が宿っていたからこそ

成し得ることができたのかもしれない

 

ニューノーマルの時代に突入した

今の日本人の中に

大和魂は残っているのだろうか

ひとりひとりのチカラが

今こそ試される