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平日の街なか

河川敷には爽快な風が流れる
風と河の粒子がゆっくりとシンクロしている
鳥と魚などのオーディエンスを魅了しながら

缶コーヒーを片手に
まっしろな雲に腰掛けて鑑賞する僕
遠い昔にタイムスリップしたような気がする

そんな帰り道
セカセカ歩くサラリーマン
保育園に急ぐあかあさん
ATMに並ぶ人びと
病院に向かうバスを待つ老人たち

みな同じ景色を見ているのに
味わう余裕がない
あの3丁目の夕日の風景は
どこへ行ってしまったのだろうか

一度でいいから見てみたい
紙芝居の列に並ぶ自分を