2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

遠い親戚と近くの他人

絆 ヒトとヒトは不思議な糸で つながりあっている 強い繋がり 弱い繋がり 長い繋がり 短い繋がり ヒトは産まれたとき すでに 親戚との血縁を授かっている 自分では決められない 家の基礎となる絆がある ヒトは世に出たとき いろんな他人と出会い 自分の力で …

アドレナリン

正念場 長い旅路では 超えなければならない山がある 破らなければならない壁がある それを前に ひとは眼を閉じて、立ち止まる 瞑想の世界に足を踏み入れる 中央には噴水だけがある まっしろで何もない 空(くう)の部屋に ただひとり 眠るように坐っている …

引力

モノとモノが引き合うチカラ チカラが強いモノには たくさんのモノが引き寄せられ 円の軌道を描きながら回っている 電子が原子のまわりを回っているように 地球が太陽のまわりを回っているように 月が地球のまわりを回っているように 中心にいるモノはまわり…

遠山の目付

ひとは分岐点を前にしたとき さらに前に突き進むか 方向転換するのか 選択が迫られるおそらく ものごとがうまくいっているとき そのまま、まっすぐに進みたいと思う その反対に 何をやってもうまくいかないとき 方向転換しようとするだろう船員は操舵室で 望…

信頼と不信

あるカフェのオーナーはこう言ったなんか新品はカッコ悪い 新人みたいに青臭いから だから あえて、古いものを使う 長年続いてきたからこそ 信頼できる感じがあるでしょう ひとは自分のモノサシで物事を判断する 行き先が自分の視野に入っていないと 不安に…

国力とメダル

オリンピックでのメダル獲得は 果たして、国力を現すのだろうか スポーツ選手が強くなるためには もちろん、当人の才能と努力は必須なのだが 強くなるためには企業や国からの支援が必要だ 特に日本の企業は社会奉仕活動に積極的だ スポーツを続けるために 膨…

なぜ雷が起こるのだろうちょっと古いが いかりや長介、仲本工事、高木ブーが 雲の上で太鼓を鳴らしているからではない暖かい空気は上へ 冷たい空気は下へ おんなじ空気でも 温度によって重さが変わる まるで ひとの気分のように 温度が上がると上昇する台風…

平日の街なか

河川敷には爽快な風が流れる 風と河の粒子がゆっくりとシンクロしている 鳥と魚などのオーディエンスを魅了しながら缶コーヒーを片手に まっしろな雲に腰掛けて鑑賞する僕 遠い昔にタイムスリップしたような気がするそんな帰り道 セカセカ歩くサラリーマン …

眠る

生きているうち 4分の1くらいは眠りの中にある街が闇に包まれたとき それぞれの商店が まぶたのシャッターを下ろす やがてくる夜明けを待ちわびながらギャラリーのなかで ココロが洗濯される カラダが充電される今日の汚れを洗い流す 明日への活力を溜める …

ニューノーマル

過去の常識が 現状からあまりにも掛け離れてしまったとき 新らたな目標に定義し直すことで 乖離を埋める必要がある 楽器をチューニングするようなものだ 調整が適切に行われなければ 不協和音が生じ 不安が増すばかり 外部環境を踏まえ 業務の合理化、効率化…

価値とは

資本主義社会の中では 商品の価格がつけられ 貨幣とのトレードが成立する自由なトレードができる環境 市場においては 同じ価値の商品であるはずなのに 価格は常に変動している価値とは不思議なものだ モノが商品になるとき モノは人の労働によって 価値が付…

おべんとう屋さん

光合成をしない動物たちは 毎日、何かを食べて生きているお腹が空くと本能的に何かを食べる お腹が空いたら狩りをする お腹が空いたら木の実を食べる そんな日々を過ごしている人間も同じだが 人間には味覚を楽しむ能力がある だから お腹を満たすだけでなく…

デンキ足りてますね

原子力発電所が止まってから 何回目の夏だろうか始めの頃は 節電節電との大号令 そこらじゅうの照明が消え 冷房もなんだかぬるまったかった テレビでも、ネットでも 毎日毎日、使用率の推移を伝え続けた 猛暑日の日中は 需給がたいへん逼迫しています、と 真…

ストリートライブ

僕が住んでいる街は 駅前にストリートミュージシャンがたくさんいる 全国行脚の真っ最中 CDを50枚お届けするため 大阪からやってまいりました しばしのお付き合いを 宿場町として栄えたこの街は 今ではミュージシャンの中継地点となっている インターネット…

メビウスの輪

万物には裏と表があり それぞれは独自の世界を持っている だが その両者は常にセットで存在しており 裏地がしっかりしてこそ表が映える表舞台に上がるまでの間 這いずくばって足場を固められるか 身も付けず 花も咲かない そんな時期が力の蓄え時だと心得た…

ロールバック

システム開発の現場ではお馴染みのことば 何か重大なトラブルが発生したとき その前の状態に巻き戻す手法をいうこの世の中はロールバックが効かない 人々はそれぞれの後悔 それぞれの反省を礎に成長していく 一瞬一瞬を大事に生きる どの時代においても それ…

さらば我が友

丸半年前のできごと 2月の寒い時期にしては春のように暖かな日に あなたは突然逝ってしまいました そういえば、私が生まれた日もこんな暖かく 穏やかな日だったと聞きました最初に あなたが一番言いたいであろう言葉を 言ってみたいと思います次男へ辛い思い…

テイクオフ

未来へ続く長い長い滑走路 管制官のタクトのもと 順番に案内されていく僕の順番はまだまだ先のようだ 僕は駐機場で 次の行き先について 思案しているところだ エールという旗を振りながら 時がくるのを淡々と待つことにしよう遠くへ行きたい そのためには 希…

自由を失った奴隷

音楽を聴いて 快な気分になっても 音楽が心にすり込まれてしまうと 快に心を支配されてしまう 不快も同じ 快、不快の信号に支配される我が身は まるで 自由を失った奴隷のようだ しかし 自由ばかりが良いことではない ときには器のなかで 大きな波から守られ…

蝉と禅

家の近くの神社は木々に覆われている 近くを歩いていると 木の幹には蝉がたくさんとまっている ビルに囲まれた街のなかで ここだけは昔と何ら変わっていないのだろう そう思うと 蝉の音色を通じて 神秘的な時間を味わうことができる 1週間くらい前から 蝉た…

マインド

皆さんは気分が乗ったとき テンションが高いとき どんな行動をするだろうか やはり 活発な消費をしたくなるのではないか 行動力が高くなり いろんな場所に行きたくなる いろんなものが欲しくなる マインドが好調なとき 自分の領域を広げようと 活発に行動し…

ブラックホール・東京

毎年、旧盆になると 東京からゴソッとひとが消える ひとがいない平日の地下道は なんとも不気味な雰囲気を醸し出す どこへ消えてしまったのだろう 子どものころ 父に連れられて アメ横へ買い物に行った 上野駅のプラットフォームは 地方から出稼ぎに来た少年…

快挙

ラグビー日本代表は 快挙を成し遂げた ニュージーランドを下し フランスにも逆転して ベスト4にまでなった 快挙という言葉は 今回のオリンピックで よく使われる 過去の実績や 相対的な実力を比較し 勝利できる見込みが ほとんどないと 大半が予想していると…

ゼロ(0)

ひとは産まれるとき 何も持っていなかった ゼロからのスタート ゼロはスタート地点 原点として存在する だから 何も無いのではなく 空(から)の状態として 存在している 大きくなっていく過程で いろんなものを足していく いろんなものを失っていく いろんな…

ビハインド

僕の歩みはいつもリードされた状態から始まる自慢ではないが“初物”に弱くエンジンがかかり出すのが遅いぼんわりした風貌も手伝ってウスノロ扱いされることも一度ではないかなだけどそこで歩みを止めずにたんたんと自分のペースで歩いていくするとどこかのタ…

天使のワケマエ

避暑地で有名な山梨県の南アルプスの麓ウィスキー工場がある 深い森林に囲まれ変化にとんだ気候花崗岩に磨かれた水探し求めた条件に適しているようだ ウィスキーは樽に詰められ数年以上寝かされる そのあいだブレンダーの免許皆伝を得るため樽の壁にぶち当た…

陰と陽

光がものに当たれば その裏は必ず影となる 陰と陽 切っても切れぬ 太古から続く組み合わせ 聖徳太子の時代から続く職がある それは陰陽師である 陰陽と書いて、おんみょうと読む 彼らの思想はとても哲学的だ 森羅万象 すべてのものは 陰と陽の2つのカテゴリ…

継続は力なり

細かい事は気にせず とりあえず初めてみた このブログ本を読むのが苦手 文章を書くのも苦手 そんな僕も 毎日毎日 電車の中でつらつらと 散文詩なるものを綴ってますじわじわと アクセスが増えていることに うれしさを感じていますひとって数字に弱いですから…

小さな変化を掴む

今日の朝はちょっぴり違う いつもの生ぬるさではなく ヒンヤリと涼しいような気がするもう8月の中旬になるところ そろそろ秋への歩みが 始まる頃なのかもしれない あと1ヶ月もすると 目黒ではさんま祭りが開催される 関係者の方は 準備を始められているのか…

風を読む

風はどこから始まって どこまで行くのだろう そういえば 風のスタート地点を見たことがない 見たことある方、いらっしゃるだろうか 竜巻のような局所的な風は もしかしたらスタート地点がわかるかもしれない だが 大抵は地球上の大きな流れの中にある 蛇行し…